SONY NEX-7をレビュー│中古品を格安で購入したら名機すぎた

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どうもしんぴ(@shinpi_gadget)です。

SONYαの原点ともいえる、SONY NEXシリーズの最上機種にして
最終型であるNEX-7。

今回は、2012年の発売より11年が経ち
いまや中古品しか市場に出回っていないであろう
NEX-7をレビューします。

NEX-7以降はαシリーズとして統一され
APS-Cではα6000シリーズが現在でも更新され続けています。

NEX-7はこんな方にオススメ
  • Eマウントのレンズを持っていて気軽に持ち出せるサブ機が欲しい
  • 予算5万円以下でもミラーレス一眼が欲しい

私も数年前に中古で購入して以来
サブ機として、またコンデジ感覚で気軽に持ち出して
愛用しています。

NEX-7-左肩

本記事では、作例を交えてNEX-7のポテンシャルをご紹介します。
是非、最後までご覧ください。

いまだ現役のNEX-7の概要

NEX-7はAPS-Cセンサーを搭載した
軽量コンパクトなミラーレス一眼カメラです。

NEX-7-ボディ

NEXシリーズの最終型かつ最上位機種として
完成されたNEX-7は、11年経過した現在でも
想像以上の使用感と、十分な性能があります。

NEX-7-マウント

当然のことながら、SONY Eマウントのレンズが装着できるので
使用可能なレンズは今後もどんどん増えていくことでしょう。

とはいえ、古いカメラなのでバッテリーはNP-FW50を使用し
SDカードはUHS-Iのみ対応となります。

NEX-7-バッテリー
NEX-7-SDカード

私は、中古で購入した際にサードパーティ製のバッテリーが付属されており
現在も使用していますが、特に問題なく使用できています。

APS-Cセンサー2430万画素

NEXシリーズは、NEX-3から始まり1600万画素程で続いていましたが
NEX-7になり2430万画素とセンサーが大きく進化しました。

NEX-7-センサー

α6500などの現行APS-C機と同レベルの画素数があり
解像感や描写性能は、時代の経過を感じさせません。

軽くて小さい

2023年11月現在では、正直最低限といえる性能のNEX-7ですが
昨今の「軽量コンパクト」と謳われた製品では叶えられないレベルに
軽く。また小さいです。

大きなレンズを振り回すことには向きませんが
所謂パンケーキレンズなどの小さいレンズと相性が良く。
片手で撮影していても苦になりません。

驚異の操作性

NEX-7の右肩部にはダイヤルが2つ搭載されています。
また背面のホイールも合わせると3つのダイヤルが搭載されており
シャッタースピード・絞り・ISO感度と露出の設定を
全てダイヤル操作が可能となっています。

2023年11月時点で販売されている最新機種α6700を除くと
SONYのAPS-C機でダイヤルを2つ搭載しているのは
私が知る限りではNEX-7のみです。

NEX-7の作例

ここからはNEX-7で撮影した写真をご覧ください。
今回はRAWで撮影し、CaptureOneで現像した作例を掲載しています。

作例はすべてクリックで拡大してご覧いただけます。

作例

小さく軽いNEX-7はお散歩スナップや日常シーンを気軽に切り取ることができます。

愛犬を連れていても片手でサクサク撮影が可能です。

昔のSONY機なだけあって、青み、寒色が強くでる印象があります。
少しレトロなモノを撮ると、雰囲気がグッと引き立ちます。

ソニーストア

逆に、暖色系のシーンも撮ってみました。
11年前のセンサーとはいえ、ハイライトやシャドウがしっかりと描写されているのは
APS-Cセンサーのおかげでしょう。

程よくボケ感を入れてみたり、絞り込んでパンフォーカスに近い描写をしてみたり
レンズによってはGRIIIのような使い方も可能かもしれません。

モノクロにすると、より描写の良さが浮かび上がります。

撮影データにしっかりと情報が残されているので
現像時にいつも驚かされます。

サブ機・遊びカメラとして、常に身近に置いてあるからこそ
ふとした瞬間を逃すことなく、記録に残すことができます。

スマホ写真とは別格な写り。NEX-7は、心強いサブ機になり得ます。

さて、11年前のAPS-Cセンサーです。高ISO感度は流石に厳しいと思いつつも
どちらもISO1600で撮ってみました。

被写体や現像次第では、意外と使えるかもしれません。
上の2枚は強いノイズ除去などを書けているわけではなく
ノイズ感が出るシャドウ部分を落として現像してみました。

補足

当ブログのα7IVのレビュー記事に掲載している
α7IV本体の写真は、本機NEX-7で撮影しています。

是非、ご覧ください。

NEX-7のレビュー

侮れない性能があるNEX-7ですが
実際の使用感と使ってみて気づいたことをレビューします。

SONY公式サイトより

11年前のカメラのデメリットを上げても仕方ないので
使用して良かった点をクローズアップしてご紹介します。

とはいっても、11年前のカメラで中古品を購入しているので
固着したセンサー汚れなどは少なからずあります。

絞り込んで、わかりやすいように現像したデータがこちらです。

F/22に絞り込みセンサー汚れを確認

黒いシミのようなものや少し汚れているような描写はすべて
センサーに付着したヨゴレなどが原因です。

ソニーストア

マニュアル露出が快適

本機の特徴で挙げた、驚異の操作性。

右肩部のダイヤル2つは、それぞれ絞りとシャッタースピードを
コントロールホイールには、ISO感度を。
右手の親指1本で露出の設定がすべて完結してしまう
とてつもなく使い勝手の良い操作感です。

NEX-7-右肩

実際にNEX-7のマニュアル撮影に慣れてしまうと
現行のAPS-C(α6700を除く)では
満足できない気がしてしまいます。

横並びにダイヤルが2つ並んでいる。
最初は違和感しかありませんが、慣れるとむしろ良い。

軽量コンパクトの元祖

昨今の軽量コンパクトを謳う、デジタル一眼などを
遥かに凌駕する、軽さと小ささです。

バッグに入れていることを忘れる程に軽く。
レンズにもよりますが、ポケットに入れられるほど小さい。

NEX-7-重量

まさにミラーレス一眼の軽量コンパクトを具現化した
写真機として、理想的なAPS-C機に仕上がっています。

軽さと小ささのおかげで、前述の快適な操作感につながっているのは
言うまでもありません。

レンズラインナップが豊富

NEX-7は、Eマウントシステムの原点であり
現行のEマウントレンズが使用できます。

また、SONYはAPS-Cレンズも定期的に発売しており
今後もレンズラインナップは増え続けるでしょう。

ソニーストア
ソニーストア

私の場合は、基本フルサイズ用のSEL2860をメインに
いろいろとレンズを変えて遊んでいます。

NEX-7-レンズ装着

しかし、APS-C用の小さいレンズは欲しくなりますね。

ラフに扱える

普段から30万円以上するα7IVやフラッグシップ機α1をメイン機にしていたような私からすると

11年前のカメラで、中古品。
また値段も2万~3万円程度の言うなれば「遊びカメラ」です。

NEX-7-チルト液晶

ラフに扱って、最悪壊れてしまっても
それほどダメージがありません。
※雑に扱う事を推奨するわけではありません。

ソニーストア

普段からカメラを触っていると
3歳になる息子がカメラを触りたがります。
そんな時に、さっと渡してみたり。

防湿庫などでしっかりと管理することなく
リビングやダイニングに置いておくと、ふとした瞬間を
何気なく撮ることができます。

意外に使える内臓フラッシュ

最近発売されるカメラでは省略されがちな
内臓フラッシュですが、本機は搭載されており
また、フラッシュの角度がある程度は変えられます。

NEX-7-内臓フラッシュ

被写体に向けて、直接発光することもシーンによってはありですが
オススメは天井に向けて、発光。
所謂「天井バウンス」です。

暗い室内でも天井や壁に向けてフラッシュを発光させてあげれば
想像以上の写真を撮ることができます。

特に、テーブルフォトや物撮りでは
案外内臓フラッシュを炊いておけば様になります。

まとめ

今回は、SONYのミラーレス一眼「NEX-7」をレビューしました。
発売から11年以上が経過した今、新品が出回ることはほぼなく
中古品も今度、減っていく事でしょう。

私が購入したときは2万円程でしたが、現在では4万円前後で売買されていることも珍しくありません。

NEX-7が気になっている方は、ぜひ中古品が出回っているうちに
手に入れておくことをオススメします。

私は、子供用にもう1台購入を検討しています。

ここまでお読み頂き、ありがとうございました。

それではまた。

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ABOUT US
しんぴ
   2023年10月にブログ開設。     ガジェットを中心として「好きなモノ」をテーマに レビュー記事などを掲載しています。 ストックフォトのコントリービュータでもあり、毎月数万円程度の収益を得ています。