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どうもしんぴ(@shinpi_gadget)です。
今回は、デスクに新しく導入した照明をご紹介します。
通常のデスクと違う点は、何よりも撮影用照明の
300WのLEDライト1灯を頭上に吊っているところです。
ライトを頭上に吊るための方法や使用している機材を
全てご紹介します。
頭上にLEDライトを設置する構成自体は
海外のクリエイターのデスク写真で発見してから
「自分もこうしたい!!」と思い、自分なりに手の届く価格で構成を練り上げました。
存外、どなたでも参考にして頂きやすい方法かつ
価格に抑えられると思いますので
是非、最後までご覧ください。
ジャンプ目次
デスクの照明にライティング機材を
まずはこちらをご覧ください。
Morning desk setup vibes pic.twitter.com/dR9AxrWNLu
— Edward Lee (@edwardleefilms) October 19, 2023
私が、頭上にライトを吊るきっかけとなった海外クリエイターのポストです。
ミニマルで整ったデスクの頭上に撮影照明に使われるライトが吊られています。
最近、デスクを作り始め
とりあえず形にはなった私のデスクですが
照明をどうしようか考えていた矢先に、発見したポストで
「撮影機材をデスク照明にする」という事が衝撃的でした。
そこで「私もライト吊る!」と決意し、構成を練り上げました。
そして、完成したデスクがこちらです。
設置している機材やライトの吊り方は異なりますが
根本的な「頭上に撮影照明を吊る」というコンセプトを元に作りました。
それでは、今回使用した機材と設置方法をご紹介していきます。
LEDライトを吊るための機材
先に言っておきます。
今回の方法は壁に穴を開けないように構成しているので
賃貸やマンションなどでも可能な壁に穴を開けずに
再現ができる方法となっています。
結論、必要機材は以下のとおり
大きな機材は、以上の4点のみです。
あとはお好みのディフューザーやソフトボックスなどがあれば
準備完了です。
上記の機材のほかに、ちょっとしたDIYが必要になりますが
使用する機材によって、必要になる工具類が異なると思います。
今回は私が使用した機材をもとに解説していきます。
使用した工具などはこちら
・スパナ 13mm
・ソケットレンチ +13mmソケット
・プラスドライバー 2番
・M5*15程のボルト
穴あけなしで突っ張り棒が主軸となっているので
工具を使うのもほんの一部です。
ちなみに、今回はPayPalが使えるという点から
プロの撮影機材を販売しているSystem5さんより
PayPal決済で購入しました。
ストックフォト収益の半数はドルでの支払いがPayPalへ入金されるので
PayPalが使える撮影機材ショップは本当にありがたいです。
突っ張り棒
今回の主軸となり突っ張り棒は
ホームセンターで売っていた、アイリスオーヤマのメッシュパネル取り付け用の突っ張り棒を
設置しました。
予算に余裕のある方は、本家マンフロットのオートポールの購入をオススメします。
設置自体も耐荷重もすべてにおいて、上位互換です。
とはいえ、10kg未満のライトを1灯吊るす程度でしたら市販の突っ張り棒で十分でしょう。
スーパークランプ
今回、唯一本家のマンフロット製品を使用しています。
その名もマンフロットのスーパークランプです。
これを2個使用します。
様々なメーカーより販売されているスーパークランプですが
クランプ1個当たり、15kgの耐荷重があり
対応クランプ口径(パイプの太さ)も13mm~55mmと幅広く。
また、取り付け用の16m六角ソケットやM5穴・1/4インチ穴等
幅広い使用を想定されています。
値段も¥5,000程度で、比較的手の出しやすい価格です。
今回の構成上、一番に負荷がかかるポイントなので
一番ケチって欲しくない機材でもあります。
壁掛けブームアーム
普段からカメラを触っていても馴染みの少ない「ブーム」を壁に取り付けるための機材です。
今回使用しているのは、カメラケージやアクセサリーでお馴染みのSmallRig印の
壁掛けブームアームです。
正直、聞いたことのない様々な中華メーカーより
同様の製品が多少安く出品されていますが、頭上に吊るす機材ですので
念のため知っているメーカーから出品されている製品を選定しました。
製品写真で見るより、アーム自体は太く頑丈な印象で
思っていたよりも安心感があります。
壁掛けのマウント部に先ほどの紹介したスーパークランプのM5穴がピッタリとハマるので
買ってよかったなぁとつくづく実感しました。
照明機材
さて、照明本体については
LEDライトやストロボなど、様々なライティング機材が設置できますが
頭上に設置するため
本体側からライトの設定や調光ができないことです。
荒業ですが、電源をONのまま電源タプ側のスイッチなどでON/OFFを切り替えるなどの
工夫が必要になります。
私は、Aputure amaran 300Cを使用することで
スマホ側からON/OFF・光量・色温度などすべて調整が可能です。
その他、必要なモノ
使用する機材などにより、必要な工具は異なりますが
多くは使用しません。
大体の場合が
・スーパークランプにブームアームを固定するためのネジ・ボルト類
・スーパークランプにブームアームの壁掛けマウントを固定する際の工具
のみで、あとは突っ張り棒やクランプ部分やライトの設置も
各ハンドルやノブで手締めする程度です。
必要な部品が少ないので、再現が楽なのと
設置・解体が用意で、何度も移設する事が可能なのも利点ですね。
LEDライトを吊る方法
さて、簡単な構成は画像のように
突っ張り棒へブームアームを、上下2点でスーパークランプによって固定し
ブームアームで任意の場所へライトを取り付ける。
という、シンプルな構造です。
ブームアームと使用するLEDライトにもよりますが、大体の場合で10kg以内で収まるかと思いますので
お手持ちのライティング機材は大体吊ることが可能でしょう。
構造が分かったところで、設置する手順は以下の通りです。
①下準備をする
まずは、取り付ける位置をある程度決めてしまいましょう。
注意点は
・ブームアームの可動域
・LEDライトの設置位置
この2点を抑えた上で、突っ張り棒を立てる位置を決める必要があります。
私の場合は、デスクに向かって自分真横にあたる位置に設置し
ブームは一番短い状態で、取り付けをしました。
ブームアームの長さが長ければ長いほど、突っ張り棒への負荷が大きくなり
安定性が失われていきます。
伸縮性を活かすことも大事ですが、まずはできるだけブームを伸ばさなくて済む位置取りをオススメします。
②スーパークランプにブームアームを取り付ける
今回使用している、ブームアームはカメラアクセサリーやケージでお馴染みの
SmallRigの「壁掛けブームアーム」です。
壁掛け用のプレートにあけられている穴が
マンフロットのスーパークランプのM5穴にピッタリハマる位置だったので
たまたま手元にあった、M5×14の3点セムスで計4か所固定しました。
使用する壁掛けブームアームとスーパークランプの仕様にもよりますが
スーパークランプ側は大体の製品が汎用性に優れているので
取り付け自体は、今回使用しているモノでなくても再現できるでしょう。
とはいえ、頭上に機材を吊るのに全く知らないメーカーより
SmallRigやマンフロットといった馴染みのあるメーカーで揃えることで
より安心感を買っています。
③突っ張り棒を立てる
いよいよ、主軸となる突っ張り棒を立てます。
こればかりは、自分の好きな位置・LEDライトを設置したい位置
任意の場所へ設置してください。
注意点は
・天井の耐久性
・障害物の有無
私の場合は2階建て一軒家の1階の部屋へ設置しているので、天井の強度は問題ありません。
しかし、エアコンを完全に塞ぐ形になっています。
とはいえ、ブームを畳めばライト位置を調整できるので
エアコン稼働時は、ライトを逃がすことにして
無理やり設置しました。
また、この突っ張り棒の上部にクランプを2点取り付けることになるので
取り付け位置周辺に障害物があると
そもそものクランプの取り付けが困難であったり
ブームの可動域を狭めてしまう可能性があります。
理想は悪目立ちしない突っ張り棒位置と十分な空間がある場所ですが
なかなか難しいですね。
私は、突っ張り棒の横に「山善 突っ張りパーテーション」を設置しており
機材棚としてゴチャっとした空間を作っているので
違和感は少ないかなーと思っています。
④突っ張り棒に②で準備したブームアームを取り付ける
②で準備した、ブームアームを取り付けます。
前決めした位置になるべく近づける
長さ・角度を見極めて、とりあえずクランプを締めて仮で設置してしまいましょう。
スーパークランプを使用している利点として
何度でも付け外しが可能で
微妙な位置調整を何度でも行えます。
そのため、まずは一度ブームアームを設置してみましょう。
仮設置と言っても、クランプ部はしっかりと締めこんでください。
LEDライトを吊ってみてから、微調整や位置替えをするという意味で
仮設置ですので、あしからず。
⑤LEDライトを設置する
本丸のLEDライトを設置しましょう。
ブーム先端には、大体の場合がオスダボが取り付けてあり
取り外しが可能な場合が多いです。
お手持ちのLED照明機材をしっかりと取り付け、ゆっくりと手を離し
設置してみましょう。
ブームのアングルや長さを決め、お好みの位置に調整をしたら
最後に、本位置が確定したところで
念のため、増し締めをして設置完了です。
理想のライトが完成
何度も同じ事を言いますが
再設置や解体・移設が用意にできるのがこの構成の利点です。
またライトをストロボに変えてみたり、アダプタを嚙ませれば
カメラを吊るす事も可能です。
ブームアームの可動域を目一杯に活用すれば
物撮り用のトップライトとして、またデスクへのスポットライトにもでき
思っていた以上に、使い勝手のいい照明システムが出来上がりました。
もう少し小さめの構成でいい!という方は
デスククランプとアームで小さめのビデオライトやパネルライトを設置するものいいかもしれません。
最後に
今回は、頭上にLEDライトを設置する方法と機材をご紹介しました。
デスクの構築は奥が深く、趣味趣向によって様々なデスクがありますが
私は、ミニマリストの対極である「マキシマリスト」寄りの人間なので
機材感バリバリ、ワークスペーク感全開のデスクを作っています。
賛否あるのは重々理解していますが、好きなモノをテーマに
自分だけの空間を作っていく事は、楽しく充実感があります。
そんなデスクを灯す重要な照明を、自分なりのアレンジで設置してみました。
今後も進展があれば記事にしていきます。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。
それではまた。
・縦型突っ張り棒 ×1本
・スーパークランプ ×2個
・壁掛けブームアーム ×1個
・照明機材 ×1台